▼ダイビングポイント |
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(↑青い文字のダイビングサービス名をクリックすると、各店のホームページが別ウィンドウで開きます。) |
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大瀬崎のダイビングエリアは湾内(第一海域)・外海(第二海域)・先端(特定海域)に分けられます。 外海には5つの名前の付いたポイントがあり、岬の先端寄り(北側)から柵下・大川下・一本松・門下・タマザキ(旧ごみ捨て場)というポイント名が付いています。タマザキ以外のポイントにはコンクリートのスロープが敷かれており、エントリー・エキジットがしやすいように整備されています。 ダイビングポイントは7カ所のビーチポイントと2カ所のボートポイントがありますが、大瀬ではビーチポイントでのダイビングが主流となっています。 外海などの離れたポイントへ移動する時、大瀬崎では器材を運ぶための台車(カート)を利用します。各ダイビングサービスで台車の色が異なりますので、利用するサービスのものを使用します。 潜水時間はポイントによって異なり、季節や年によっても変動があるので、ダイビングサービスに確認してください。 湾内では曜日によりナイトダイビングも可能です。 |
湾内 | 柵下 | 大川下 | 一本松 | 門下 | タマザキ | 先端 |
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湾内 (わんない) |
伊豆で一番と言っていいほど悪天候に強い湾内は、初心者から上級者まで楽しめるポイントです。
ポイントのビーチ前には10軒以上のダイビングサービスが建ち並んでおり、海から上がってすぐに温水シャワーを浴びることが可能です。サービスによってはスーツのまま入れるお風呂があったり、スーツのまま暖をとりながら食事のできるところもあります。
エントリー・エキジットの楽な砂利浜は、砂だらけにならないというメリットから、夏の海水浴客にも人気があります。何より潜水エリア内であればどこからでもエントリーができるので、エントリー・エキジット時の渋滞のストレスが全くありません。
ガイドロープの張られた湾内は講習でもよく利用され、初級レベルからダイビングが可能ですが、生物的にも大変奥の深いポイントで、深海性の魚やウミウシ類をはじめ、今までにたくさんの興味深い生物が出現しています。
一言で湾内といってもそのエリアは広く、1ダイブでは湾内の全てを知ることは到底できないので、北側・南側・中央と潜り分けるといいかも知れません。
エントリーして「砂地止めの石垣」までは小石の水底が50m近く続き、石垣を超えるとすり鉢状の砂地の斜面が広がっています。
砂地の水底にはたくさんの人工の漁礁が沈められており、そこには様々な生物が住んでいます。
水深20mを越えると傾斜が緩くなり、岸の方向がわかりにくくなるので、ナビゲーションの技術をしっかりと身につけて潜ることが必要となります。
また南側の茶色い浮き桟橋と北側のコンクリートの桟橋には船舶が出入りすることがあるので、近づかないようにしましょう。 |
◇湾内の全景 |
◇砂地止めの石垣 |
◇石垣手前(岸側)の小石帯 |
◇エントリー口の砂利はこんな感じ |
◇人気者のミジンベニハゼ |
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柵下 (さくした) |
東よりの風に最も強い柵下は、コース取りにもよりますが、水深が深めで潮流は岬の先端沖方向に流れることが多いため、中級者から上級者向けのポイントです。
まっすぐに進んだ場合、水深10m付近までがゴロタ石になっており、さらに先に進むと砂地が急斜面に落ち込んでいます。
また水深10m付近のゴロタと砂地の境を右(岬側)に進んだ場合は、その境の水深が徐々に深くなり、右手の岩礁の斜面にはソフトコーラルやヤギ類が増えてきます。
このあたりでは比較的浅い水深でもたくさんの生物を観察することができます。
海中のソフトコーラルやヤギ類などの刺胞動物のまわりには魚類はもちろん、それらに共生する甲殻類やウミウシ類も数多く見られます。
季節によっては回遊魚の群れやマンボウが見られることもあります。
柵下では真沖にある水深25m付近からのショートドロップオフ(落差3m位)が特徴的で、ダイナミックな地形を楽しむことができます。
このショートドロップオフのまわりでは、スジハナダイやサクラダイの群れを周年観察することができ、伊豆のガーデンイール(アキアナゴ)のコロニーも有名です。 |
◇柵の右側は潜水禁止エリアです |
◇エキジット前の風景 |
◇ショートドロップオフ |
◇サクラダイ |
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大川下 (おおかわした) |
大川下は、多少の南西風が吹いても比較的波が穏やかになり、外海の中ではエントリーが一番楽なポイントで、初心者でも潜水が可能です。
海中は遠浅なため、水深をとるには距離がありますが、広い砂地に日が差し込むと大変きれいで、浅場だけで十分に楽しむことができます。
エントリーしてから水深5〜7mまではゴロタ石が続き、その先で広い砂地に出ます。
水深20m前後からは転石帯の斜面になります。この転石帯は門下・一本松から続いており大川下の正面で途切れていますが、さらに沖にも岸と水平に伸びる転石帯があります。 |
◇エントリー口と富士山 |
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一本松 (いっぽんまつ) |
湾内側の歩道から外海に出て左へ進んだ最初のポイントが一本松で、入り口の一本の松が目印となっています。
外海に共通することですが、藻の生えやすいゴロタからのエントリー・エキジットとなるので、潮が引いている時間帯や波がある場合には滑って転ばないように注意が必要です。
エントリーしてゴロタをまっすぐ進むと、水深10m強でまばらに転石のある砂地に出ます。
ゴロタと砂地の境を左(タマザキ側)に進むと徐々に水深は深くなり、水深13m付近で「おにぎり岩」と呼ばれている大きな岩が現れます。
逆にゴロタと砂地の境を大川下側に進めば、水深は徐々に浅くなります。
エントリーしてまっすぐに進んだ場合には、水深20m前後からの転石帯に当たり、オレンジ色や紫色の大きなウミウチワが見られます。それらのまわりではサクラダイやテンジクダイの仲間が群れていたり、大きなハタの仲間が見られます。
外海では、ポイントによって潮流の向きが異なる場合があり(例:柵下で左向き、門下で右向きの潮流)、その状態によっては一本松付近で沖に向かってダウンの潮流が発生することもあります。
大瀬崎では大潮よりもその後の中潮に早い潮流が出やすかったり、一般の常識と異なる潮になることが多いので、前日の状況も合わせて現地サービスなどから情報を収集し、安全な潜水計画を立ててください。 |
◇右前方には富士山が見えます |
◇EN&EXはゴロタ石から |
◇滑りやすいので注意! |
◇ゴロタ石の大きさはこの位 |
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門下 (もんした) |
ポイントの台車入り口付近に門があったためこの名があります。
エントリーしてまっすぐ(330度)進むと水深15m付近で砂地となり、そのあたりに沖に大きく迫り出した「沖出しの岩」という目立つ岩があります。
「沖出しの岩」からその沖にある水深20mの転石帯までの距離は短く、大きめの転石も目立ちます。
水深20m付近からはウミトサカや大きなウミウチワをたくさん見ることができます。
秋から冬にかけては、多くの季節来遊魚や人気のカエルアンコウの仲間が現れます。 |
◇駿河湾の向かい岸は清水 |
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タマザキ (たまざき) |
外海で一番南側のポイントがタマザキで、1998年に「ごみ捨て場」からポイント名が改名されました。
サービスからの移動距離が遠く、ゴロタの上を歩く距離が長いので、ダイバーからは敬遠されがちな穴場的なポイントです。
そのためか、他のポイントよりも潜るダイバーが少なく荒らされていないため、ソフトコーラルやヤギ類が元気です。
夏から秋の魚影の濃い季節には珍しい季節来遊魚が現れることも多いので、体力のあるダイバーにはおすすめです。
海中は、やや右寄りに進むと水深20m前後で砂地になり、その先は転石のある斜面になります。
また左寄りに進んだ場合には、水深約10〜12に転石のある砂地の棚があり、さらに進むとゴロタの斜面になり、その先は砂地の斜面になります。ゴロタと砂地の境は、ここでも南側へ行けば徐々に深くなります。
タマザキには刺胞動物や棘皮動物が多いため、それらに共生するエビやカニなどの節足動物を多く観察することができます。
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◇タマザキの台車置き場 |
◇歩道はここで行き止まり |
◇前方の岬の向こうは井田です |
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先端 (せんたん) |
湾内から見える大瀬神社の鳥居を抜け、湾内側の道を進むとダイビングの先端に出ます。その際、拝観料として一人につき100円が必要となります。
ポイント付近では潜水区域を知らせる看板があるので、潜水エリアを守り潜水してください。
また台車を置く広場は湾内寄りと灯台寄りにあります。エントリーする際の足場は10〜15cm前後のゴロタ石で、藻がついている所は滑るので注意しましょう。
地形は、水際から距離10m前後より急斜面になっていて、ゴロタ石の間を縦に砂地が入り込むような地形です。
色鮮やかなソフトコーラルは灯台寄りに進むほど多く見ることができますが、たいてい潮の流れも速くなります。潮流が強い時には湾内寄りでの潜水をおすすめします。
水深20m付近からはムチカラマツが群生しており、一年を通して多くのハナダイの仲間を観察することができます。
岬の先端はその地形から深場へ潜るには最適なポイントですが、窒素レベルやエアの残圧には十分な注意が必要です。
水深1m以浅の足の立つ所にもたくさんの生物が住んでいるので探してみてください。その際、生物の住みかを壊さないように気をつけてください。 |
◇湾内側からの先端の風景 |
◇先端の台車置き場 |
◇外海より小ぶりなゴロタ石 |
◇いつも魚影の濃い先端 |
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湾内 | 柵下 | 大川下 | 一本松 | 門下 | タマザキ | 先端 |
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